第20回(2020)大会のご案内

日本湿地学会第12回(2020年度)大会(福島県檜枝岐尾瀬)開催案内

(1)開催日程および会場
□ 期間 2020年9月12日(土)~9月13日(日)
□ 会場 福島県檜枝岐村 東雲館
https://savemlak.jp/wiki/東雲館(檜枝岐村公民館)
□ 主催 日本湿地学会
□ 協力 福島県檜枝岐村

(2)プログラム

9月11日(金) 参加者到着

9月12日(土)
08:30 開場・受付開始
09:00~09:30 開会挨拶と檜枝岐歌舞伎実演(三番叟)
09:30~12:00 口頭研究発表①
12:00~13:00 昼食・ポスターセッション
13:00~13:50 総会
14:00~14:45 口頭研究発表②ユース発表含む
15:00~17:00 特別セッション「尾瀬の保全と人々の暮らし」(仮題)
17:00~17:30 総合セッション
17:30 宿泊・懇親会会場(旅館ひのえまた)へ移動
18:00~20:00 懇親会

9月13日(日) エキスカーション
1.檜枝岐村内の「湿地の文化」巡り
2.尾瀬散策(A) 尾瀬沼と大江湿原: 御池⇔沼山峠⇔尾瀬沼 往復(日帰り)ガイド付き
3.尾瀬散策(B) 尾瀬沼と尾瀬ヶ原:御池⇒沼山峠⇒尾瀬沼⇒尾瀬ヶ原見晴十字路(山小屋泊)⇒早朝出発:裏燧道⇔三条の滝⇒上田代⇒御池(午後解散)ガイド付き
4.尾瀬散策(C)
尾瀬沼と尾瀬ヶ原(鳩待峠・群馬県側に抜けるコース):沼山峠⇒尾瀬沼⇒尾瀬ヶ原見晴十字路(山小屋泊)⇒(朝食御解散)⇒竜宮⇒⇒牛首⇒山の鼻⇒鳩待峠(見晴十字路までガイド付き)、見晴十字路から鳩待峠までは各自で歩く

(3)参加・発表申込について
<参加費・懇親会費>すべての参加費は、当日会場にて申し受けます
※詳細は近日発表します

 

『図説 日本の湿地 ―人と自然と多様な水辺―』が発刊されました

2017年6月25日に、日本湿地学会が監修した『図説 日本の湿地』が朝倉書店より発刊されました。多くの皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。
本書は日本の湿地をテーマに、多彩な角度から湿地の生態系や人間との関わりを体系的・横断的・包括的に扱った書籍で、このような本は日本で初めてと言えます。
大きな特徴は、写真や図を豊富に使い視覚を通して湿地を知ってもらうことと、各分野の専門家や取り組みの最前線にいる方が、できるだけ平易にそれぞれのテーマを解説し、見開きで1テーマ読み切り形式としてわかりやすい内容となっていることです。
また本文記事のほか、コラム、用語解説、本書で取り上げた湿地位置図、さらに参考となる図書とウェブサイトも掲載しています。
研究者・企業・団体の方のみならず、行政担当者や地域で活動される方など湿地に関心を寄せる方、さらには湿地のことを知る入り口を探している高校生・大学生・教育関係者など、幅広い方々に入門書または事典として使ってもらうことを目指した本です。

内容は大きく以下の4部から構成されています。
第Ⅰ部「湿地の恵みを受ける」では、湿地が身近なところで人の暮らしや生業を支えていることを感じてもらうため、人が湿地から受ける様々な恵みに関する事例を紹介しています。
第Ⅱ部「湿地を彩る個性派たち」では、湿地という生態系の構成メンバーであり、特異な環境で命をつないでいく様々な生き物たちの懸命で不思議な暮らしぶりを紹介しています。
第Ⅲ部「湿地の姿としくみ」では、地形などの環境に応じて様々な姿と形をもった湿地をタイプ別に紹介するとともに、長い年月をかけて獲得されてきた湿地ならではの機能と効用について紹介しています。
第Ⅳ部「湿地を活かす仕組みと人々」では、湿地の変遷や課題を紹介した上で、湿地を守る仕組み、担い手の重要性、企業とのかかわり、国際的な広がりなど、湿地の未来に向けての解説と様々な事例を紹介しています。

湿地はなぜ大切なのか、保全しなければならないのかについて、湿地のもつ機能や、人間との切っても切れない関わりなど、多面的なヒントを与えてくれるとともに、保全の取り組みの大切さと、人間と湿地が持続的に共存し続ける姿(ワイズユース)について理解を深めてもらう1冊になると思います。
なお執筆者と目次については、以下の朝倉書店のホームページに詳しく掲載されていますのでご覧ください。
https://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-18052-7/

表紙

湿地に関わるみなさまへ、

日本湿地学会は2008年9月、湿地の賢明なる利用を促進するために、自然科学、人文社会科学など多様な観点から基礎的、応用的な調査研究を行う団体として、辻井前会長、小林前事務局長らのご尽力により発足した若い学会です。

2013年1月15日、辻井前会長が任期中に病により急逝され、学会は会長不在のまま、約8カ月が経過いたしましたが、この度、総会において現理事会の残任期間の新しい体制が構築され、辻井先生の後任として私が会長を、引き受けさせていただくことになりました。偉大な辻井先生のようにはまいりませんが、理事の皆様のご協力を得て、理事会全員体制で、日本湿地学会の発展、および日本あるいは世界の湿地の保全、再生、賢明なる利用の進展に向けて尽力していきたいと考えております。

今後ともなにとぞ、よろしくお願いいたします。

島谷幸宏

辻井先生を囲んで(2012年度大会にて)